◇那須高原の郷土料理◇ 那須高原のスローフードな郷土料理レシピ集!

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百年使える鬼おろしをハンドメイド
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どんな鬼おろしを使っていますか?
わが家に伝わる昭和初期頃の鬼おろし
那須高原の竹で鬼おろしを作りました!
どんな鬼おろしを使っていますか?
「鬼おろし」は、別名を「がりがりおろし」ともいって、「しもつかれ」を作るときには欠かせない古くからある民具です。一般的に使われている金属製のおろし金は、素材の繊維まですってしまうので、水分がたくさんでてしまいますが、鬼おろしですると、繊維質が残り水分も少量です。
伝統的な鬼おろし。関谷郷土資料館の調理器コレクション

つまり、素材の味を失わずにおろすことができるすぐれモノ。水分の多い素材はみぞれ風に、水分の少ない素材はあられ風になりますが、素材を「する」というよりは「削る」に近いです。最近はプラスチック製のものも見かけるようになりました。全国的に見ても鬼おろしの普及率は、栃木県が全国トップなのでは?

鬼おろしは、「しもつかれ」を作るだけではなく、普段のお料理にも生かすことができます。みぞれ鍋を作るときは、断然、鬼おろしを使ったほうが美味しくできます。大根サラダは千切りですが、鬼おろしですった大根にドレッシングをかけてもいけます。他にも、山芋、じゃがいも、蓮根といった根菜類から、きゅうりやたまねぎ、りんごやなしなどの果物もすることができます。

広く普及している竹製鬼おろし 今時のプラスチック製鬼おろし
わが家に伝わる昭和初期頃の鬼おろし
鬼おろしには、平形、丸形とさまざまなタイプがありますが、基本的に刃の部分は竹でできています。力を入れてするので、鬼の歯のように並んだ頑丈な鬼おろしこそよくすれます。わが家にも鬼おろしがありますが、今でも現役で使っていて、なんと50年〜60年前に作られたものです。このタイプは栃木県内でも大変珍しいです。竹の底がお皿がわりとなっているので、とても使い勝手がよくデザインされています。
那須高原の竹で鬼おろしを作りました!
自分で作った調理器具があったら、きっと長く大切に使えることでしょう。ということで、鬼おろしをハンドメイドすることにしました。那須高原は昔から竹細工が有名なところで、大田原市では人間国宝の竹芸作家を輩出しています。上野動物園のパンダは、長年、大田原市の竹の葉を餌にしていたほど良質なものが採れます。

まず、竹を手に入れたら、室内に放置してしばらく乾燥させます。道具もノミとノコギリぐらいしか使わないので難しくはありませんが、形の微妙な角度や面取りで、使い心地が変ってくるので、実際に使う人の身になった丁寧な作業が必要です。


@十分に乾燥した竹を使います
A節の部分が取っ手になります
B刃になる竹を均等に切り出します
C台座の上で三角の刃を作ります
D取っ手を作り、刃を取り付けます
E完成!使えば使うほど味が出ます
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